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ランドセルの豆知識

ランドセルの起源は?

ランドセルの発祥は明治10年に開校した学習院から。

学習院の理念として「学校では皆平等、家庭環境を教育の場に持ち込むのはいけない」ということから、開校8年後の明治18年に採用されたのが、背負って両手をあける事が出来る軍隊用の”背のう”です。
この”背のう”はオランダ語で”ランセル”と呼ばれ、それがなまって現在の”ランドセル”という名前になったそうです。

現在の箱型のランドセルに形が変わったのは、明治20年の大正天皇の学習院ご入学祝に、当時、内閣総理大臣だった伊藤博文が特注で作らせ、献上したのが始まりだとされています。

以降、100年以上も、基本スタイルは変わらず、日本の文化として受け継がれてきました。

ランドセルの歴史

今でこそ、青、黄、緑、ラベンダー色、ピンク、水色などカラーバリエーションが豊富にありますが、みなさんが子供のころは、赤と黒が主流だったのではないでしょうか?
どうして、赤と黒の2色だったかというと、単純に、男の子と女の子を一目で見分けられるようにということと、もうひとつ理由があったのです。

それは、当時使われていた天然の牛皮革をムラなく染め上げることはとても難しく、比較的美しく仕上げることができたのが、赤と黒の2色だったといわれています。

先に述べた通り、現在では軽くて高品質な人工皮革の登場により、多彩なカラーバリエーションのランドセルが登場しています。

お手入れ方法は?

小学校6年間、使うものだからこそ、お手入れの仕方も気になるところですよね。

雨などで濡れてしまった場合は、人工皮革のランドセルは、乾いた布で拭き取り、日陰干しがいいそうです。

天然皮革の場合は、そのままにしておくと革が硬くなって、ひび割れの原因となってしまうようです。
濡れた時はすぐに乾いた布で拭き取り、人工皮革と同じく日陰干しがいいようです。

また、夏場は汗で背負いひもや背中に当たる部分も思っている以上に濡れてしまうもの。
この場合も、汗を拭き取ってから日陰干しを!
日頃からこまめなお手入れをすることが長持ちの秘訣のようですね!

また、新1年生には学校から配られることが多い「交通安全」の黄色いビニールカバー。
※現在は不審者に対し新1年生と知らしめることになるとの理由でカバーを掛けさせないことを推奨する地区もあるようです。

交通安全の観点からは非常に有益なこのカバーですが、ランドセルにかぶせたままにしておくとビニールに含まれる可塑(かそ)剤が付着し、はがそうとした時に革の表面が剥げたり、傷になったりすることもあるそうです。

ビニールカバーは、1週間に1回、学校がお休みの日には取り外すようにした方が、良いようです。


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